
こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識整理しました
今回はSGLT2
阻害薬と心不全を
お伝えします
SGLT2阻害薬・心不全

SGLT2阻害薬と言えば
糖尿病薬としてよく
用いられています
そのSGLT2阻害薬が
心不全治療薬として
認可されました
今回はSGLT2阻害薬と
心不全について3つの
ポイントでまとめて記載
ポイント1:SGLT2阻害薬

SGLT2阻害薬
尿に糖を出すことで
血糖を下げる糖尿病治療薬
日本では2014年から
使われるようになった新しい薬です
薬理作用
血液中に含まれる
ブドウ糖は腎臓の中の
糸球体で血液から原尿の中に
出た後・尿細管で取り込まれて
血液にもどります
この結果・健康な人では
排泄される尿の中に糖は検されません
尿細管でブドウ糖の取り込みに
働いているのがSGLT2と
いうタンパク質です
SGLT2阻害薬は
SGLT2の働きを抑え
尿細管でブドウ糖が
血液にもどらないようにして
ブドウ糖を尿に排泄させます
この結果・血液中の血糖が下がります
また糖とともに水分も
排泄されるため尿の量が増えます
糖尿病治療薬
(α-グルコシダーゼ阻害薬以外)の
多くはインスリンの作用や
分泌を介して血糖を下げています
SGLT2阻害薬はインスリンと
関係なく血糖を下げる作用のある薬です
糖の代謝に関わるインスリンに
直接関与しないため単独投与の場合
低血糖の危険性が低いことも特徴です

ポイント2:心不全と利尿

心不全と利尿薬
心不全になると
レニン・アンジオテンシン
アルドステロンなどのホルモンが
多く分泌され体内に水分と
ナトリウムが溜まる結果
臓器にうっ血が起こり
息切れやむくみといった
症状が現れます
利尿薬は体に溜まった水分や
ナトリウムを尿として体外に
排出することによって
うっ血を改善し心不全の症状を軽減します
体に貯まった水分を尿として
体外に排出することによって
循環血液量が少なくなり
血圧を下げる効果もあり
心臓の負担を軽減します

ポイント3:SGLT2阻害薬と心不全

SGLT2阻害薬と心不全
腎臓の近位尿細管において
SGLT2を阻害し尿としての
糖排泄を促進することで
血糖値を下げる効果をあらわしますが
尿細管で糖の再吸収が阻害されると
排泄される水分量も増加します
この作用による特徴的な
副作用の一つに脱水があります
臨床治験
2015年に発表された
EMPA-REG OUTCOME試験
対象:心筋梗塞や脳卒中の
既往のある2型糖尿病患者
方法:既存の治療薬に
SGLTS阻害薬である
エンパグリフロジンを併用
結果:総死亡を32%
心血管疾患による死亡を38%
心不全による入院を35%低下
この治験の結果水分の排泄作用を
心不全治療薬として使われるようになりました
その他大規模治験の結果
SGLT2阻害薬は心筋のエネルギー
効率を改善して収縮力を改善する
炎症を抑えて心筋の線維化を抑制する
微小循環を改善するなど
さまざまな機序が提唱されています
しかしこの心筋保護については
統一されてた見解はまだありません。
心不全薬として承認されているSGLT2阻害薬
ダパグリフロジン
(商品名フォシーガ)2020年認可
エンパグリフロジン
(商品名ジャディアンス)2021年認可
ポイント4:フォシーガとジャディアンスの特徴

フォシーガの心不全に対する機序
心臓への作用
以下の作用による
心繊維化抑制効果
マクロファージ増加による
線維芽細胞の浸潤抑制作用
細胞外マトリックス減少作用
NHE-1活性低下作用
腎臓を介した作用
浸透圧利尿
血行力学的作用
尿細管糸球体フィードバック機構
(TGF)を是正して糸球体
濾過機能を正常に維持する
血管内皮機能改善機能
動脈硬化改善機能など
今後使用を検討される症例
高齢の心不全患者
再入院を繰り返す心不全患者
腎機能低下を伴う心不全患者
比較的症状の軽い心不全患者
ジャディアンスの心不全に対する機序
ナトリウム再吸収を抑制することで
遠位尿細管へのナトリウム
送達を増加させます
以下の作用を引き起こし
長期的に心不全を抑制することに
繋がると考えられています
尿細管糸球体の
フィードバックの増加
心臓前負荷および後負荷の減少
交感神経活性の低下
※NT-proBNP
心不全のバイオマーカー
高値をあらわす
心房細動が起こる
腎機能が悪化する
低値をあらわす
肥満などインスリン抵抗性の悪化
SGLT2阻害薬投与時には
NT-proBNPの変化に注意する
必要があります
関連記事はこちら

前回の記事はこちら

復職に向けて
知識整理しました
今回は
SGLT2阻害薬と
心不全について
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡

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