こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理を
しています
冠動脈の解剖と
冠血流の心周期
について
お伝えします
冠動脈解剖と心周期
IABPを知る上でも、必要な知識である、冠動脈の解剖と冠血流の心周期についてまとめています。
1.バルサルバ洞
バルサルバ洞(大動脈洞)
上行大動脈の起始部にあたり、この部分の正常径は5センチ以下
大動脈弁の3つの弁尖に対応して左・右・無冠動脈洞の3つに分かれます。
左冠動脈洞
左後方に位置する左バルサルバ洞上縁
左冠動脈が分岐する
右冠動脈洞
右前方に位置する右バルサルバ洞上縁
右冠動脈が分岐する
無冠動脈洞
膨らみはあるが冠動脈が分岐していない
2.冠動脈
冠動脈
心臓の筋肉自身に酸素と栄養を供給する血管
心臓を包み込むように、上行大動脈の根元から、左冠動脈(LCA)と右冠動脈(RCA)に分かれます。
主に、左冠動脈が左房と左室に、右冠動脈が右房と右室に血液を供給します。
左前下行枝(LAD)は最も広い領域に血液を供給します。
灌流した後の血液は冠静脈洞から右心房へと集められます。
3.冠動脈分岐
左冠動脈(LCA)
左心房と肺動脈幹との間を左心耳に被われて下り、前方の左前下行枝、左回旋枝へ分枝する
左前下行枝(LAD)
右室と左室の前室間溝を下り、心室中隔前部と左室自由壁前壁に分枝する
最初の分枝は動脈円錐枝であり、ついで心臓の前側面を灌流する対角枝を数本分枝する
さらに、心室中隔の前壁を灌流する中隔枝が垂直に分岐する
左回旋枝(LCX)
心基部の房室間溝を走行し、主に左室自由壁の後壁側と心房に分枝する
最初の枝は心房枝で、このうちの1つは左洞房結節動脈と呼ばれる
さらに鈍縁部で鈍縁枝を分枝後、後側壁枝および後下行枝を分枝する
右冠動脈(RCA)
右室基部の房室間溝を走行し、主に右室自由壁と心房、房室結節、心室中隔に分枝する
最初の枝は円錐枝であり、続いて洞房結節枝を分枝する
さらに何本かの右室枝を分枝し、鋭縁部で大きな鋭縁枝を分枝し、房室枝および後下行枝を分枝する
※冠動脈の分枝は心表面を走行した後、心室壁内で動脈間の吻合を有さない終末動脈の形態をとる
4.心周期
心周期
心臓の収縮と弛緩からなる、心臓ポンプの1回の心拍動のことです
心周期の区分
1.心房収縮期
心房が収縮し、左右の房室弁が開く
心房内の血液が心室に送られる
2.等容性収縮期
心室の収縮が始まる段階
心室内圧は上昇し、すべての弁は閉じる
血液に動きはない
3.駆出期
さらに心室が収縮し、心室内圧が動脈内圧を上まわる
動脈弁が開き、心室内の血液は動脈へと流れる
4.等容性拡張期
心室筋が弛緩して拡張が始まる段階
血液が動脈へと流れ出た後、心室圧は低下する
心室圧が動脈圧を下回ると、すべての弁が閉じる
心房には血液が流れ込み始める
5.充満期
心房と心室がさらに拡張し、心室内圧が低下して房室弁が開く
心房の血液が心室に流れ込む
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復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
冠動脈の解剖と
冠血流の心周期
について
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡
看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
初めて入院にまで至ったネフローゼ症候群について、入院の経緯、療養生活の不安などをお伝えして、少しでも同じ症状の方の療養生活や看護や仕事の悩みの参考になればと思っています。
看護の知識もちょっとずつまとめてアウトプットしています。
また、異業種を約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
看護師以外の方へも仕事の悩みや日々をHappyに過ごす参考に少しでもなればと思っています。