
こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識整理中
Aラインの準備と
合併症について
お伝えします
Aライン準備と合併症

侵襲的な処置ではありますが
Aラインは循環管理を
行うためにも
急性期看護では
重要な処置です
安全な管理ができる
ポイントをまとめました

1.Aライン

Aライン(Artery Line)
動脈(arterial)から
確保するラインのこと
目的
持続的な血圧の
モニタリング
頻回な動脈採血
動脈圧波形を解析し
心拍出量を評価
必要な症例
昇圧薬や降圧薬で
厳密な血圧管理を行っている
呼吸不全で動脈血液
ガス分析が必要
カリウムなどの
重篤な電解質異常など
広範囲の熱傷や外傷など
マンシェットによる
血圧測定ができない
※臨床では手術中や
集中治療室管理下で
多く行われています
2.モニタリングシステム準備注意点

準備の注意点
1.加圧バックを使用する
動脈に穿刺する
Aラインは圧が高いため
加圧(300mmHg)を
しないと逆血する
2.専用耐圧チューブを使用する
血圧と加圧に耐える
ものを使用する
3.輸液は生理的
食塩水にヘパリンを追加する
抗凝固剤
4.回路内・生食
ボトル内すべての空気をぬく
動脈空気塞栓症予防

3.ゼロ点校正

ゼロ点校正
動脈圧は大気圧との
相違差になるため
大気圧(約760mmHg)
0mmHgと設定する作業
実施のタイミング
1.測定開始時
2.毎日1回など定期的に行う
温度や湿度によっても
大気圧が変化するため
3.患者の体位が変化した時
4.トランスデューサーの
位置を変えたとき
5.ヘパリン生食を更新したとき
方法
1.トランスデューサ
ペントポートの三方活栓と
右心房を同じ高さに合わせる
三方活栓の位置が
右心房から1cm低くなると
0.76mmHgほど高い値が出る
※右心房の高さ=
第4肋間腋窩中線
※水平器や水準器を用いる
2.トランスデューサ
ペントポートの三方活栓を
大気圧側を開放し
モニターにてゼロ点校正を行う
4.合併症と観察点

合併症と観察点・対応
仮性動脈瘤
穿刺部位から動脈瘤形成
拍動性膨隆の有無
シャント音の有無
⇒抜去し場合によっては
外科的処置
穿刺部出血
穿刺部付近の体動や
凝固能低下でリスクが高まる
穿刺部周囲の
出血の有無
⇒患者への説明にて
協力をえる・シーネ固定
長期間の同一部位の
挿入を避ける
感染:長期留置に
よるカテ―テル感染
穿刺部周囲の感染徴候
有無・発熱など全身の
感染徴候の有無
⇒穿刺部の清潔を
保つ・早期抜去
皮膚潰瘍形成
ロック部などの固定圧迫
圧迫部位の皮膚観察
末梢血流観察
⇒皮膚と留置針の間に
皮膚保護材をはさむ
ルートの固定を工夫する
長時間の圧迫をさける
関連記事はこちら

「看護の現場ですぐに役立つ 循環器看護のキホン」↓↓
前回記事はこちら

病院勤務復職に向け
知識整理をしました
今回はAラインの
準備と合併症を
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡

看護師ブログ
ねふなHappyワークライフ
ネフローゼ症候群発症し
職場復帰を目指し
奮闘する日々を綴っています
初めて入院にまで至った
ネフローゼ症候群について
入院の経緯・療養生活の
不安などをお伝えして
少しでも同じ症状の方
療養生活や看護や仕事の
悩みの参考になれば幸いです
看護知識も少しずつまとめ
アウトプットしています
異業種を約10年働き
再び看護師復帰をした
経験もあります
看護師以外の方へも
仕事の悩みや日々を
Happyに過ごす参考に
少しでもなればと思います
