こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けての
知識の整理です
今回は
早期離床促進
について
お伝えします
早期離床促進必要性と機序
基本的には早期離床は身体に有用な効果がもたらせます。
実際に入院生活を経験して、意識的に動いていたにもかかわらず著明な体力低下
退院後の継続的なリハビリが必要でした。
早期離床の必要性とその機序についてまとめています。
1.早期離床の必要性
離床遅延になると
呼吸換気の低下
血栓ができやすい
骨量・筋量の低下
消化機能の低下
自律神経の低下
早期離床の必要性
無気肺予防
血栓予防
関節可動域や筋力低下予防
消化機能低下予防
自律神経の低下予防
2.無気肺予防
無気肺を予防するためには肺ケア
呼吸の仕組み
呼吸は肺が収まっている胸郭を広げることによって肺を膨らませ行われる
肺そのものには肺を動かす骨格筋はない
呼吸は横隔膜、肋間筋、頸部や腹部の筋肉によって行われる
横隔膜
ドーム状の薄い筋肉でできた膜で、胸腔と腹部と隔てる膜
吸気時に最も重要な役割を果たす
横隔膜には筋肉はなく横隔膜と肋骨の間をつなぐ筋肉によって呼吸運動が可能になる
その位置は重力による臓器の移動で変化する
上に押し上げられるほどに横隔膜の運動を妨げることになる
臥位⇒腹腔内臓器が頭側へ移動
臥位状態では立位と違い横隔膜が上に上がるため横隔膜の運動を妨げる
立位⇒腹腔内蔵器が重力の影響で下がる
スムーズな呼吸に繋がる
FRC(機能的残気量)
自然に呼気を行った後、肺に残っている残気量のこと
FRCが多いと酸素化も有利となる
臥位時は立位時の30~50%
FRC減少要因
手術による麻酔薬や筋弛緩薬の使用による、横隔膜の緊張低下に伴い換気効率が低下する
創部痛による浅い呼吸(呼吸仕事量の増加)
FRC増加には腹式呼吸・創痛コントロールが重要
呼吸について詳しくはこちら
3.血栓予防
血栓予防
発症要因
術後の案繊維より血流異常や手術侵襲による血液凝固の亢進
血栓が発生すると体動により下肢血流量が増加することで主臓器へ飛ぶことがある
術後1日目の発症が多く、下肢ヒラメ静脈に血液が停滞しやすい
予防策
離床の促し
フットポンプや男性ストッキングの着用
同一体位を避けるための体位変換
脱水予防
内服管理
4.関節可動域/筋力低下予防
関節可動域/筋力低下予防
発症要因
長期臥床になると、骨に負荷がかからず、代謝が悪く骨が脆くなってしまう
予防策
早期よりROM訓練やベッド上でできるリハビリの実施
車いす異常や歩行の促しによって骨に負荷をかける
手術後に入院前と同じ程度のADLまで改善するためには関節可動域/筋力低下予防に努めることが重要
5.消化機能低下予防
消化機能低下予防
発症要因
術後は循環血液量が減少するために腸蠕動が抑制されイレウスのリスクにつながる
様々なストレスがかかることでさらに腸蠕動が抑制される
胃酸の分泌が促進され胃潰瘍のリスクにつながる
予防策
胃や腸の内容物やガスを移動させる必要がある
早期離床、温罨法、飲水促し 排気処置
6.自律神経神経低下予防
自律神経神経低下予防
発症要因
長期臥床で交感神経の活動が障害される
予防策
交感神経を活性化させる
ADLの拡大:立位、車椅子異常、歩行訓練
⇒下肢の血流量がアップすることで活性化しやすい
下肢の血流量がアップすることで活性化しやすい、昼夜のリズムを付ける
副交感神経を抑制させる
⇒交感神経を活性化する事でよ抑制できる
7.離床促進時の注意点
離床促進時の注意点
1.全身状態の観察(バイタルサイン モニター波形 精神状態)
2.創痛コントロールの有無
創痛の程度、鎮痛剤内服状況
3.離床の必要性の理解状況把握
正確を考慮、個人にあったペースで行う
4.環境調整
手術後は点滴、尿バルン、ドレーンなどの挿入があり注意して実行する
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復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
早期離床促進
について
お伝えしました
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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で感じた不安など実体験を、同じ症状の方や看護や仕事に悩む方の参考になればと思っています
約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や日常生活をHappyにする情報を提供できればと思っています