こんにちは♡
看護師ブロガーねふなです
持続的血液濾過透析法
CHDFについて
お伝えします
持続的血液濾過透析法CHDF
血液を体内から取り出し・透析・濾過・吸着など、様々な方法を用いて血液中の
有害物質や不要な物質を取り除き再び血液を体内に戻す治療法
今日は持続的血液濾過透析法CHDFについて記載しています
「写真でわかる透析看護アドバンス」は↓
1.持続的血液浄化
持続的血液浄化
Continuous Blood Purification therapy:CBP
24時間持続的に行われている血液浄化療法
目的
通常5時間程度で実施される血液浄化を24時間かけ緩徐に行い患者の循環動態への影響を抑える
種類
CHDF持続的血液濾過透析法(Continuous Hemodiafiltration)
補充液:使用する 透析液:使用する
CHD持続的血液透析(Continuous HD)
補充液:使用しない 透析液:使用する
CHF持続的血液濾過(Continuous Hemofiltration)
補充液:使用する 透析液:使用しない
CPE持続的血漿交換(Continuous plasma exchange)
2.CHDF
CHDF持続的血液濾過透析法(Continuous Hemodiafiltration)
原理
血液浄化の原理は血液濾過透析と同様
血圧など循環動態が不安定な患者に対し循環動態に影響が出ないよう緩徐に血液浄化を行う
効果・メリット
過剰な水分の除去
電解質・酸塩基平衡の補正
溶質(尿毒素物質・病因物質など)の除去
輸液スペースの確保(Volume down)
設置場所を選ばない
デメリット
長期臥床
体外循環の影響、全身状態の異常をマスクしてしまう
装置
血液透析で使用する装置と比較し小型で単純な構造
血液ポンプ 補液ポンプ 濾過ポンプ 透析液ポンプ
抗凝固薬用のシリンジポンプ
上記に各種安全機構が付属した装置で構成されています。
※CHDFの他、CHD、CHF、PE、血液吸着など様々な血液浄化療法に使用できる
※個人用透析装置を使用し透析液原液を希釈し透析液を作成すると長時間の連続使用
により透析装置内で透析液の結晶が発生し透析装置が故障する可能性がある
3.回路の構成
回路の構成
ピロー・動脈チャンバ・静脈チャンバ・気泡検出気は血液透析と同様
1.脱血・送血
通常は静脈に留置したバスキュラーカテーテルを使用
※連続使用のため針が抜けるなどの危険性が増すため、シャントを造設している慢性腎不全患者でも原則としてシャント穿刺では使用しません。
2.抗凝固薬
ナファモスタットが第一選択
回路やヘモフィルターがすぐに凝血する場合はヘパリンや低分子ヘパリンの使用を検討
3.ヘモフィルター
血液透析のダイアライザーと同様の働き
濾過の原理を用いる場合があるためヘモフィルターと呼ばれます
4.血液浄化装置
5つのポンプが装備され、ポンプ流量の制御と回路内圧力の監視を行います
血液ポンプ
成人に対するCHD・CHDFの場合・80~120ml/分程度で設定されます
補液ポンプ
透析液を血液回路内に送り込む
濾過ポンプ
ヘモフィルターから透析液を送り出すともに血液から水分を除水として送り出す
透析液ポンプ
透析液をヘモフィルターに流し込む
シリンジポンプ
抗凝固薬を持続注入する
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復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
CHDF
について
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡
血液透析の原理
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看護師ブログは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で感じた不安など実体験を、同じ症状の方や看護や仕事に悩む方の参考になればと思っています
約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や日常生活をHappyにする情報を提供できればと思っています