看護プチ情報看護知識:血液ガス

*本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
看護プチ情報看護知識:血液ガス 看護
看護プチ情報看護知識:血液ガス

看護師復帰ブログではプロフィールでもお伝えしているように約10年看護師として
勤務後一旦異業種で働き再び看護師復帰をした経験があります。
今回ネフローゼ症候群に罹患し、職場復帰を目指しています。
初めて入院にまで至った病気、ネフローゼ症候群について、入院の経緯をお伝えし
少しでも同じ症状の方の療養生活の参考になればと思います。
その時々の不安や悩み、また参考になったことをお伝えしていきます。看護の知識もちょっとずつまとめてアウトプットしていきます。
クリティカルケア領域や急変時に血ガス採血することが多いと思いますが値と患者様の状態が一致して看護に生かせるように血液ガスについてまとめてみました。

マイナビ看護師

血液ガス①

動脈血(静脈血を用いる場合もある)を採取して、動脈血中の酸素分圧(PaO2)や二酸化炭素分圧(PaCO2)、pH(血液酸度、アルカリ度を示す)の数値などを測定するものです。
血液ガス測定にて以下のようなものが判定できます。
①肺胞と毛細血管とのガス交換が正常か障害されているか
②酸塩基平衡(血液の酸性とアルカリ性のバランスを保つ)が正常か障害されているか

呼吸の解剖生理についてはこちら

もっと詳しく知りたい方には
ひとつずつわかりやすく!血液ガス分析
」はこちら↓↓

血液ガス②

血液ガス基準値
pH:7.4±0.05
PaCO2:40±5mmHg
PaO2:90±10mmHg
HCO3⁻:24±2mEq/L
BE:0±2mEq/L
SaO2:96-98%
AG:12±2mEq/L(NaーClーHCO3⁻)
乳酸:3.3-14.9mg/dL(0.5-2.0mmol/L)

血液ガス③

①低酸素血症の評価
空気(room Air)呼吸下ではPao2 60以下を指します。
PaO2は加齢に伴い低下するため「PaO2=107.2-0.43×年齢」を基準としてもよいです。
低酸素血症の原因は肺胞低換気、肺内シャント、換気血流不均衡、拡散障害の4つです。
②人工呼吸管理中の酸素化の評価
人工呼吸管理中はFio2によりPaO2が変化するため、PaO2とFio2の比で評価をします。
PaO2/Fio2は400以上を正常、ALIでは300以下、ARDSでは200以下を基準とします。
人工呼吸器離脱においては200~250以上を基準とすることが多いです。
小児の人工呼吸器管理ではPaO2/Fio2に気道内圧の条件を加えたOI(酸素化係数)を
使用することもあります。
OI(酸素化係数)=MAP(平均気道内圧)×Fio2÷PaO2×100
OI値は大きいほど酸素化は不良、ARDS症例では10~15に達します。
③高二酸化炭素血症の評価
PaCO2>45を指します。その原因は肺胞低換気です。
肺胞低換気は換気不全や換気ドライブの低下(呼吸抑制)によって起こります。
換気不全:COPDや気管支喘息発作・窒息などの要因
換気ドライブの低下:薬物や中枢神経障害などの要因
ARDSの末期や急性肺塞栓症などでも死腔換気率の上昇から肺胞換気量が低下し
分時換気量が増加してもPaCO2上昇をきたす場合があります。

血液ガス④

④pHの評価(酸塩基平衡)
HCO3⁻(重炭酸イオン)
生体内で酸を中和する最大の緩衝装置とし機能しpHを7.4に維持する役割を果たします。
腎臓の糸球体で濾過されるが、その90%が再吸収され不足される分は遠位尿細管で
アンモニアを排泄する際に生産されます。
腎不全ではHCO3⁻が不足しアシデミアを来しやすくなります。
⑤BE(base excess余剰塩基)
「血液37℃、PaO2 40とした時pHを7.4まで滴定するのに必要な強酸の量」を示し
純粋に代謝性要因を表します。
BEがプラスなら代謝性アルカローシス、マイナスなら代謝性アシドーシスが存在すると
判断できます。
⑥AG(anion gap)
血漿中の陽イオンと陰イオンの差のことです。
AGの開大は内因性・外因性に不揮発性酸が増加していることを示します。
内因性の酸は乳酸やケトン体など外因性はメタノールなどの薬物が代表的です。

もっと詳しく知りたい方には
本当に大切なことが1冊でわかる呼吸器」はこちら↓↓

アシドーシスとアルカローシス

pH正常値:7.35 ~ 7.45
アシドーシス:正常値よりも酸性に傾くこと
アルカローシス:正常値よりもアルカリ性に傾くこと
呼吸性アシドーシス
低換気(呼吸数または呼吸量の減少)に起因する二酸化炭素の蓄積によるもの
原因
閉塞性、拘束性、低酸素症
中枢神経系の呼吸を障害する疾患
神経筋伝達を障害する疾患
筋力低下を引き起こす疾患
代謝性アシドーシス
代謝的な要素によって酸の産生過剰や排泄低下、HCO3-の低下によるもの
原因
ケトン体および乳酸の蓄積
腎不全
薬物または毒素の摂取
消化管または腎からのHCO3−喪失
呼吸性アルカローシス
深く速い呼吸により血液中の二酸化炭素濃度が低下して生じるもの
原因
過換気(呼吸数の増加、呼吸量の増加)
代謝性アルカローシス
HCO3−の一次性の増加によるもの
Pco2の代償性の上昇を伴う場合と伴わない場合とがある
原因
遷延性の嘔吐
循環血液量減少
利尿薬の使用
低カリウム血症

看護師資格あるし復職しようかな?ブランクありの求人も掲載中【看護師求人EX】

もっと詳しく知りたい方には
ひとつずつわかりやすく!血液ガス分析
」はこちら↓↓

関連記事はこちら

呼吸の観察

呼吸音聴取

人工呼吸器管理中フィジカルアセスメント

前回の記事はこちら

看護プチ情報看護知識:不整脈アブレーション治療

タイトルとURLをコピーしました