こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
大動脈解離の
原因・症状・検査
について
お伝えします
3つのポイントで知る大動脈解離の原因・症状・検査
大血管疾患、大動脈解離の原因、症状、検査についてまとめて記載しています。
ポイント1:大動脈解離の原因
大動脈解離の原因
動脈硬化 高血圧 高脂血症 糖尿病 睡眠時無呼吸症候群 喫煙 ストレス
先天的遺伝性疾患(マルファン症候群、嚢胞性中膜壊死など)
特に高血圧は重要な危険因子です。
マルファン症候群
遺伝子の異常により、組織と組織を繋ぐ結合組織が弱くなり、全身性に細胞の弾力性がなくなる
血管壁を弱体化させ解離などを引き起こすだけでなく、心臓の弁を壊したりもする
大動脈解離の発症傾向
年齢:男女とも70代に多いが、40代や50代で発症することもある
季節:冬場に多く、夏場に少ない傾向
時間:活動時間帯である日中が多く、特に6~12時に多い
深夜から早朝は少ない
ポイント2:大動脈解離の症状
突然、胸あるいは背中に杭が刺さるような激痛
解離が進むにつれ、痛みが胸から腹、脚など、体の様々箇所に移動する場合がある
解離した場所や偽腔が血流をさえぎった場所によって、さまざまな症状が現われる
大動脈基部で解離がおこる
基部の拡張につれ大動脈弁も拡張して、血液が逆流する大動脈弁閉鎖不全症となり、呼吸困難や急性心不全などが起こる
大動脈が破裂して心タンポナーデが起こると、血圧が低下し、ショックに陥ることがある
偽腔が冠動脈を塞ぐ場合
狭心症や心筋梗塞が起こり、胸の痛みや圧迫感が生じ、急性心不全を引き起こす
偽腔が弓部から出る分枝血管を塞ぐ場合
脳への血流がさえぎられ、意識が消失したり、麻痺が起こる
上肢への血流がさえぎられ、上肢の血圧に左右差が出たり、上肢に冷感が出たりする
偽腔が腹腔動脈や上・下腸管膜動脈を塞ぐ場合
腸管への血流がさえぎられ、腹痛や腰痛、下血などが起こる
肝機能障害が起こる
偽腔が前脊髄動脈を塞ぐ場合
脊髄への血流がさえぎられ、両側の下肢に運動麻痺(対麻痺)などが出る
偽腔が腎動脈を塞ぐ場合
腎臓への血流がさえぎられ、腎梗塞や腎不全を起こす
ポイント3:大動脈解離の検査
大動脈解離の検査
胸部X線検査
大動脈陰影の急速な拡大、上縦隔の拡大が見られる
※縦隔
胸腔内の左右の肺に挟まれた領域で、心臓はこの縦隔の中にある
心エコー(超音波)検査
上行大動脈内に波状に動くフラップ(偽腔と真腔を隔てる血管壁)が認められる場合がある
大動脈弁閉鎖不全症、心筋梗塞、心タンポナーデなどの合併症の有無や程度を調べるのも有用
造影CT検査
真腔や偽腔、フラップなどが映し出される
スタンフォードA型かB型かの判定
枝分かれした動脈が閉塞しているかどうか
解離が大動脈基部に及んでいるかどうか
上記診断と治療に必要な情報が得られる
MRI(磁気共鳴画像)検査
さまざまな断面で鮮明な画像として、解離の範囲や状態が把握できる
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復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
脂質異常症
について
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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で感じた不安など実体験を、同じ症状の方や看護や仕事に悩む方の参考になればと思っています
約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や日常生活をHappyにする情報を提供できればと思っています