ネフローゼ症候群療養日記~自宅療養⑫~

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ネフローゼ症候群療養日記~自宅療養⑫~

看護師復帰ブログではプロフィールでもお伝えしているように約10年看護師として
勤務後一旦異業種で働き再び看護師復帰をした経験があります。
今回ネフローゼ症候群に罹患し、職場復帰を目指しています。
その時々の不安や悩み、また参考になったことをお伝えしていきます。
看護の知識もちょっとずつまとめてアウトプットしていきます。
初めて入院にまで至った病気、ネフローゼ症候群について、入院の経緯をお伝えし
少しでも同じ症状の方がの療養生活の参考になればと思います。
今回は体重増加とネフローゼ症候群再発についてお伝えします。

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体重増加

退院後少しづつ食事摂取量も増えていましたが、しばらくは全く体重も筋肉量も増えず
に経過していました。しかしこのところ急に体重が一日500gペースで増量しています。
それでもネフローゼ症候群罹患前の体重までは戻っていないのですが、少し体重増加の
ペースに不安を感じています。
体組成計Anker Eufy (ユーフィ) Smart Scale P3で詳細にチェックをすると
筋肉量が増えてきているのは良い兆候とは思いますが、蛋白量は増えず、体脂肪も
低値とはいえ増加傾向。
下肢も座位時間が長いとやっぱり下肢挙上やメディキュットなしでは浮腫みがでます。
以前に比べ、歩行スピードも上がってきているので運動負荷耐性は上がっているとは
思うのですが、ふとした時の筋肉の疲れや、食後の動悸は変わらず続いています。
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ネフローゼ症候群再発率

ネフローゼ症候群はいったん蛋白尿が消えても後に、再び蛋白尿が出現することがあり
これを再発とよびます。もし病気が再発した場合には、早期発見、治療をはじめることが
必要です。
微小変化型のタイプのネフローゼ症候群の場合は、ステロイド薬の治療反応性は良く
腎臓の機能が低下することは少ないですが、ステロイドや免疫抑制薬を減量すると
再発を繰り返すことが多く30~70%と高率に再発が見られます。
また、微小変化型ネフローゼ症候群では、全体で3.6%、65歳以上の高齢者に限ると
12.8%と高率に感染症死が見られます。

ネフローゼ症候群再発要因

ネフローゼ症候群の原因は病型により異なると考えられるが、いずれの場合も
明確ではありません。
膜性腎症は、原因抗原が糸球体上皮細胞に発現するM型ホスホリパーゼA2受容体(PLA2R)
であることが提唱されていますが、日本人における陽性率は約50%と高くありません。
近年、巣状分節性糸球体硬化症の原因分子として可溶性ウロキナーゼ受容体が
微小変化型ネフローゼ症候群に関わる分子としてCD80が報告されていますが
不明な点が多くコンセンサスは得られていません。膜性増殖性糸球体腎炎の原因も
明らかになっていません。
このことからも再発の要因はとしては治療効果の高いステロイド薬減量や
終了に伴うものが多いと考えられています。
また、運動行為は腎血漿流量(RPF)と糸球体濾過量(GFR)を低下させます。運動負荷は
濾過比(FF)を2倍程度まで上昇させ、蛋白尿を増加させます。
過度な運動負荷は症状の出現を引き起こす可能性があります。
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ステロイド薬と体重増加

現在の体重増加は再発ではなく、ステロイド内服服副作用による、食欲増進、体重増加の
可能性もあります。
ステロイド薬内服により食欲増進の機序は明確ではありません。
糖代謝異常
肝臓における糖新生の亢進を介してブドウ糖の放出を促進し、筋肉や脂肪組織へのブドウ糖の取り込みを低下させます(インスリン抵抗性)。また、インスリン分泌抑制作用も報告されています。
ステロイドの催糖尿病作用は主にインスリン抵抗性の増強により説明されます。
脂質代謝異常
ステロイド薬は、肝臓及び脂肪組織に直接作用して、脂肪分解を促進し、脂質のミトコンドリア利用を亢進させてエネルギーを得ますが(異化作用)、慢性過剰状態ではインスリン抵抗性を誘導し、高インスリン状態において脂肪合成を促進します(同化作用 )。
また、ステロイド薬は、食欲を亢進させ、間接的に脂質摂取量が増加します。これらの作用の総和として、血中脂質濃度の上昇が生じます。
中枢性肥満・満月様顔貌
インスリンの受容体は脂肪細胞に多くあり、そこにインスリンが結合することで、脂肪の合成を亢進したり、分解を抑制したりするので、身体に脂肪がつきやすくなります。
特に、インスリン感受性が強い脂肪細胞が多くあるといわれる顔や腹部に、脂肪がつきやすくなるので、その部分が丸く膨らみます。

受診までに心がけること

一時期は体重も全く変化なかったこともや栄養を摂取することを考えていたので食事は
積極的に接種していましたし、内容も制限していませんでした。
体重増加が生理的に問題ないのか、再発なのかは明確ではありませんが、入院中は食事が
食べれなくても、体重はどんどん増えていった経過があったので、次の受診までは
少し食事量をセーブしつつ、体重や浮腫みの状態を観察していこうと思います。

ステロイド離脱症候群

不眠がステロイド内服の影響とは言え、自己判断の中止は禁止です!
長期間ステロイドを外部から補給していると、副腎皮質が委縮しステロイドを
作る力が弱くなり
体内で作るステロイドの量が少なくなります。
この状態でステロイドを急にやめたり飲み忘れたりすると、体内のステロイドの量が
急激に減少し、不足したステロイドを自らの副腎皮質からの分泌で補うことができず
副腎不全・離脱症状(低血糖、全身の倦怠感、発熱、低血圧、嘔吐…etc)などの
命にかかわる症状がおこり、さらには病態の再燃・悪化の可能性もあります。

副作用が気になったり、症状が改善しても
自己判断での中止は絶対にやめましょう!

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看護師お悩み:若手看護師の悩み

看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています。
ネフローゼ症候群で入院した経緯や療養生活で感じた不安などを分かりやすく説明して、同じ症状の方や看護や仕事に悩む方の参考になるようにしています。
看護の知識も少しずつまとめて紹介しています。
また、約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります。
看護師以外の方にも仕事や日常生活をHappyにする情報を提供できればと思っています。

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