ネフローゼ症候群発症から数カ月、順調に改善に向かっているのですが、まだまだ、体調には不安なことが続いています。気づけは爪がボロボロです。ネフローゼ症候群での低蛋白が影響だと思います。
今回は低蛋白と割れ爪についてを中心にまとめてみました。
現在の症状
退院3カ月、今の症状特に外観についてまとめておこうと思います。
浮腫・体重
座ってパソコン作業をしていると、どうしても下肢の浮腫みは多少出ますが、入院前の「何をしても改善しない」という状態でもなく、その時に自宅内歩行をしたり、足首回しで改善しています。
ステロイド副作用の体幹肥満、バッファロー肩はそれなりに感じなくはないですが、なぜか四肢細さは出ていないようです。
体重変化は健常時を100%とすると
入院直前:117%へ増加
入院時MAX:123%へ増加
退院直前:89%迄減量
現在健常時の95%まで戻ってきています。
ムーンフェイス相変わらずの持続中。頬が肉々しいです。
朝はプラス浮腫みもあるのでまん丸で、ムーンフェイスの見本のような顔になります。
マッサージとストレッチ必須です。
抜け毛
一時期は排水溝が詰まるのではと心配になるくらいでしたが、少し改善して気いるように感じます。
髪のボリュームは健常時に比べると半分ぐらいになってしまっていますが、頭皮ケアに勤しんでいるためか徐々に改善してきているようにも感じます。
皮膚症状
保湿を日々頑張っているせいか、「皮膚が薄い」と感じていたのもが少しマシになってきました。ただ傷からの感染は大敵なので保湿、保護は継続しています。
今一番気になってきたことは、爪が割れてきました。
爪
髪と同じタンパク質の一種・ケラチンで構成され、皮膚の角質が変化して硬くなったもの
役割
指先の保護
小さな物をつかみやすくする
足の爪:安定して体を支え、歩行時にも指先に力を入れる働きを担っている
伸びるメカニズム
皮膚に埋もれている爪の根元にある爪母で生まれて、爪床(爪と皮膚がくっついている部分)の上を滑って前方に押し出される。
伸びるスピードは、健康な成人で1日約0.1mm。1か月で約3〜4mm。
足の爪は手の爪に比べ、約30〜50%ほど成長速度が遅い。
ネフローゼ症候群と爪
ネフローゼ症候群罹患により、ミュルケ線(爪半月に平行に横行する白線)と呼ばれる特徴的な爪の変化がみられることがあります。
ミュルケ線発生機序
爪床に浮腫やそれに伴う血流の変化、さらには結合組織の増生が生じ、それが透明な爪甲を通して見えるものと考えられています。
低蛋白血症と爪
爪は蛋白質の一種であるケラチンが主成分です。
蛋白質は生命維持に関わる部分に優先して活用されるため、重要度の低い爪や髪・肌といった部分は後回しにされ、爪は、蛋白質の不足による影響が出やすく、爪の割れや欠け、縦筋などのサインとして現れます。
割れ爪原因
原因
乾燥
蛋白質などの栄養不足
貧血
薬の副作用
外的刺激
割れ爪対策
小さな欠けや段差から割れてきそうな場合
欠けや段差のある部分を、削ってなめらかにする
亀裂が入っているが、つながっている場合
元の形に戻してみて段差なく接地面がある場合は、無理に剥がしたり切らずに、ネイル用接着剤で爪と爪をくっつける。
応急処置
爪割れの部分を絆創膏で保護すれば、引っかけて悪化させてしまうことを避ける。
割れ爪予防
①バランスのよい食事
蛋白質:爪をつくる栄養素のもと
ビタミンA:蛋白質を補強する
ビタミンB類、カルシウム「ビタミンA」も欠かせない栄養素
②保湿とマッサージ
ネイルオイルなどで、こまめな保湿
爪の付け根部分にある爪母周りの血流をよくするためのマッサージ
してあげることもポイントですよ」
爪の裏の皮膚との境目の保湿は爪が皮膚がくっついたまた成長する効果
③刺激を最小限にする
爪切りは使わずヤスリで削る
理想の爪の形は、四角の角を削り、まるくしたスクエアオフ。
爪の長さは、指先から出ないこと。長すぎるのはもちろん、短すぎる爪もデメリットが多いです。
毎日の習慣の見直し
パソコンを使う時、爪の先が当たらないよう、指の腹を使う。
水仕事をする時、洗剤成分から守るため、ゴム手袋を着用する。
④マニキュアで爪を補強する
マニキュアを数回重ねて塗り、爪を補強する
ただし、爪の周りに炎症や傷があるときは、通常のマニキュアや除光液ではしみます。
このようなときは、お湯で剥がせるタイプのマニキュアがお勧めです。
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看護師資格あるし復職しようかな?ブランクありの求人も掲載中【看護師求人EX】現役看護師がネフローゼ症候群に罹患し、職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
治療経過は順調ですが、「再発リスクも高いため一生付き合っていかないと」と覚悟してます。
折角看護師として医療知識があるのでネフローゼ症候群もしっかり学んで療養生活にも生かしていければと思っています。
初めて入院にまで至った病気、ネフローゼ症候群について、入院の経緯をお伝えし少しでも同じ症状の方の療養生活の参考になればと思います。
現役看護師としても、その時々の不安や悩み、また参考になったこと、看護の知識もちょっとずつまとめてアウトプットしています。