こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理を
しています
今回は
腎臓の構造
について
お伝えします
腎臓の構造
腎臓は老廃物の排出や尿の生成など様々な働きを担っています
看護師として働いていた時からも重要な臓器としての
認識は大きかったですがネフローゼ症候群に罹患し
自分の体のことと考えさらに学びなおしをしました
その腎臓の構造についてまとめています
1.腎臓
腎臓
一対の後腹膜臓器
腹腔後壁・第12胸椎から第3腰椎あたりの
高さで椎体の左右両側に位置する
横隔膜の下で下部肋骨に守られ周囲の脂肪組織と
ともに腎筋膜によって支持固定されている
右腎は肝臓に圧迫され左腎よりも2cm程度低位に存在する場合が多い
深部に位置するため両側腎とも一般的には体表からの触知は困難
形状
長径:10~11cm・短径:5~7cm・厚さ:3cm程度
ソラマメ状で握りこぶし大の大きさ
血管や尿管は腎門と呼ばれる内側の陥凹部から出入りしている
腎門から奥に入ると腎洞という空所になっていて
そこには尿の受け皿となる袋状の構造がある
この構造は枝分かれをし
その先端部分が腎杯として腎乳頭に接続している
腎杯が集合して腎洞内で広がった部分を腎盂と呼ぶ
長軸の割面で腎臓を観察すると外側は皮質
内側は髄質と呼ばれる2つの領域がある
これらは腎の機能的単位であるネフロン
血管、リンパ管、神経から成り立っている
2.腎臓の血管系
腎臓の血流
800~1000mL/分・1200〜1500L/日の血液が供給され
その量は心拍出量のおよそ1/4に及びます
動脈系
心臓⇒腹部大動脈⇒腎動脈⇒葉間動脈⇒
弓状動脈⇒小葉間動脈⇒輸入細動脈⇒糸球体(毛細血管)
⇒輸出細動脈⇒尿細管周囲毛細血管(髄質内と皮質内)
静脈系
尿細管周囲毛細血管(皮質内)⇒星状静脈⇒小葉間静脈⇒
弓状静脈⇒葉間静脈⇒腎静脈⇒下大静脈⇒心臓
尿細管周囲毛細血管(髄質内)⇒上行静脈⇒小葉間静脈⇒
弓状静脈⇒葉間静脈⇒腎静脈⇒下大静脈⇒心臓
腎臓内のリンパ管
動脈周囲の間質内に存在し動脈に沿って走行
詳しく知りたい方には
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3.ネフロンの構造
ネフロン
腎糸球体とそれに続く尿細管から成り腎における尿生成の機能単位
左右各腎臓にはおよそ100万個のネフロンが含まれています
皮質ネフロン(在ネフロン・短ループネフロン)
全ネフロンの80~90%
糸球体が表層付近に存在
ヘンレループは下行脚から直に
(上行脚を経ることなく) 遠位尿細管直部へ移行
傍髄質ネフロン
全ネフロンの10〜20%
糸球体が深部に存在
ヘンレループが深層まで走行
ヘンレのループの下行脚と上行脚の間で
尿の凝縮が行われています
尿細管
機能・解剖学的特徴からいくつかの
セグメントに分かれています
糸球体からすぐ伸びている部分は近位尿細管と呼ばれます
刷子縁という長い微絨毛が密に集まった
構造物をもった細胞で構成されています
管腔側の細胞表面積は大量に生成された原尿の
相当量を再吸収するための基盤となっています
近位尿細管
近位尿細管は皮質内で迂曲し続いて髄質方向に直進します
その後髄質方向に進み種々の深さでUターンして
上行脚となり遠位直尿細管につながります
緻密斑
遠位直尿細管がもとの腎小体血管極に接触する部位のことです
上行脚内液の情報を基にした糸球体濾過量の調節機構に関与しています
遠位直尿細管
緻密斑を過ぎた直後より遠位曲尿細管
接合尿細管集合管へと順次移行し
さらに数本の集合管が合流して腎臓の中心部から腎盂に開口します
5.糸球体
糸球体
血液中の老廃物や塩分をろ過し、尿として身体の外に排出する働きをしています。
細い毛細血管が毛糸の球のように丸まってできているので糸球体と呼ばれます。
糸球体は0.1ミリ~0.2ミリほどの大きさで、1つの腎臓に約100万個あります。
ふるいのような構造で、腎臓に流れ込んできた血液が、この糸球体を通ると、老廃物がふるいを通って濾過されます。
健常者では、赤血球やたんぱく質などは濾過されません。
きれいになった血液が、腎臓から身体に戻ります。
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復職に向けて
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