大動脈閉鎖不全症を8つのポイントで知る

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8つのポイントで知る大動脈閉鎖不全症
看護師ねふな
看護師ねふな

こんにちは♡
看護師ねふなです

復職に向けて
知識の整理をしました

今回は
大動脈弁閉鎖不全症
をお伝えします

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ポイント1:弁の種類と働き

心臓解剖生理
心臓解剖生理

心臓弁
右心房と右心室間に三尖弁
右心室と肺動脈間に肺動脈弁

左心房と左心室間に僧帽弁
左心室と大動脈間に大動脈弁

心臓弁の役割
血液の流れを一方通行にし、逆流を防止

心室が収縮する時
僧帽弁と三尖弁は閉じ動脈弁が開く
血液はそれぞれ肺動脈(静脈血)大動脈(動脈血)へ拍出される

心室が拡張する時
動脈弁は閉じ三尖弁・僧帽弁は開く
血液は心室内へ流入する

弁の構成
僧帽弁は2枚の弁尖
三尖弁・大動脈弁・肺動脈弁は3枚の弁尖

僧帽弁と三尖弁は、弁が閉じる際に腱索(ひも状の組織)によって心室の乳頭筋と連結されており、弁尖が心房側へ反転するのを防いでいる

弁尖と腱索がパラシュート状の構造をとることで、心室から心房への逆流が阻止される

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ポイント2:弁膜症は狭窄症と閉鎖不全症

心臓弁膜症
弁が加齢・感染症・外傷・先天的などの問題によって正常に機能しなくなり
心臓のポンプ機能に様々な支障をきたした状態

狭窄症
弁尖の一つが正しい位置まで開かず血液が流れにくくなる

閉鎖不全症
心臓の弁が正常に働かず弁の閉鎖が不完全なため心臓の中で血液が逆流する

看護師ブログ:心電図イメージ
看護師ブログ:心電図イメージ

ポイント3:大動脈弁閉鎖不全症

大動脈弁(aortic valve)
左心室出口と大動脈の間にある弁
弁尖は三枚で構成
正常な大動脈弁の弁口面積は3.0~4.0㎠

大動脈弁閉鎖不全症
(aortic regurgitation)
なんらかの原因で心臓の拡張期に大動脈弁の閉まりが悪くなり
大動脈に送った血液が左心室に逆流するようになる

押し出した血液が戻ってくるため心臓にとって大きな負担となる
罹患期間や重症度によって呼吸困難などの心不全症状が出現する


ポイント4:大動脈弁閉鎖不全症特徴

大動脈弁閉鎖不全症イメージ・看護師ブログ
大動脈弁閉鎖不全症イメージ・看護師ブログ

特徴
1.心臓の収縮期の血圧が上昇し拡張期の血圧が低下する
そのため脈圧(収縮期と拡張期の血圧の差)が増大する

2.心臓の拍動に合わせて頭部が前後に揺れるミュッセ徴候が現れる

3.大動脈弁狭窄症と違い突然死はあまり起こらない

他覚所見
急速に上下する容量の大きな脈拍
頸動脈・網膜動脈・肝臓・脾臓の拍動

心音
正常な1音と鋭いまたは
打ち付けるような強い2音

第3または第4肋間胸骨左縁で強く聴取できる

患者に前傾姿勢をとらせ呼気終末で
息を止めたさせた状態で聴取しやすい

診断検査
胸部レントゲン撮影
心拡大
大動脈基部の突出を認める

心エコー検査
左室不全に続発する
肺高血圧症の重症度評価
疣腫または心嚢液貯留の検出
および予後に関する情報の収集

経食道心エコー検査
大動脈の拡張と弁の解剖をより詳細に描出できる

心電図
左房拡大および
ST低下を伴うT波逆転を認める

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ポイント5:大動脈弁閉鎖不全症症状

慢性大動脈弁閉鎖不全症の症状
弁の閉鎖不全が起こっていてもしばらくは無症状の状態が続く
心臓自体が変化に順応しようとし左心室は拡大する

しかし継続する負荷に耐えきれなくなると左心不全の症状が出る

労作時(階段を上ったり運動)の息切れや動悸
疲れやすくなり安静時や夜間の呼吸困難

起坐呼吸、不整脈
拡張期の血圧が大きく低下し失神

冠動脈の血流量の低下や心肥大による心筋の酸素需要の増大から狭心症

急性大動脈弁閉鎖不全症の症状
急激な左心不全
左心室内の圧力が急激に上昇し肺うっ血
肺水腫

全身に血液を送り出す力が弱まる
 息切れ・呼吸困難・動悸・むくみなどが起こり疲労感を覚える

ポイント6:重症度分類と評価

看護師ブログ:症状説明イメージ
看護師ブログ:症状説明イメージ

セラーズ(Sellers)分類
心臓カテーテル検査の結果から判定する
Ⅰ度
左心室内に逆流ジェットがある
左心室全体に広がってはなく一過性である

Ⅱ度
左心室内に逆流ジェットがある
左心室全体の造影濃度は大動脈のそれより薄い

Ⅲ度
逆流ジェットが見られない
左心室全体の造影濃度は大動脈のそれと同じ程度である

Ⅳ度
逆流ジェットが見られない
左心室全体の造影濃度が大動脈のそれより濃い

ポイント7:大動脈弁閉鎖不全症原因

心臓:看護師ブログイメージ
心臓:看護師ブログイメージ

大動脈弁自体の弁の障害
動脈硬化(加齢・高血圧・高脂血症・糖尿病などが要因)

リウマチ熱
感染性心内膜炎

細菌(主にグラム陽性細菌)が引き起こす心臓組織の炎症

なんらかの原因で傷ついた心内膜にフィブリンと血小板が沈着し
細菌が付着し疣腫を形成する

これが弁に穴を開けたり弁を引っ張る腱索を断裂させたりする

先天性(二尖弁など)

膠原病
皮膚・筋肉・関節・血管・骨など全身の臓器でコラーゲンに慢性的な炎症がひろがり
機能障害を引き起こす一連の病気の総称

自己免疫疾患・リウマチ性疾患
慢性的な炎症により大動脈弁尖の肥厚・線維化・短縮弁輪や上行大動脈の拡大が生じ
弁の接合不全から大動脈弁閉鎖不全症を来す

梅毒
梅毒トレポネーマという細菌によって引き起こされる性感染症
細菌が大動脈弁にとりつくと弁を壊す

大動脈の障害
動脈硬化による大動脈の拡大
先天性(弁輪拡張症・マルファン症候群など)

急性大動脈解離
解離性大動脈瘤・高安動脈炎

大動脈基部の異常
大動脈弁輪拡張症
動脈硬化などで大動脈が拡張するにつれ大動脈弁を囲む弁輪も一緒に拡張する

弁輪が拡張すると大動脈弁がしっかりとは閉まらなくなる

ポイント8:大動脈弁閉鎖不全症治療

急性重症大動脈弁閉鎖不全症
内科的治療が無効な場合は早期の手術が優先される

慢性大動脈弁閉鎖不全症
弁の逆流を元通りにする薬はない
主に心臓の負担を和らげる薬による内科的治療を行なう

血圧を下げる
血圧が高いと弁の破壊も進み血液の逆流量も増える
病状が進行し心不全を起こす時期が早まる

降圧剤
アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEI)
アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)
降圧作用だけでなく心臓を保護する働きももっている

カルシウム拮抗薬:利尿薬
やジギタリス製剤

※症状の出現や心臓の収縮力が低下してきた場合は外科手術がすすめられる

感染性心内膜炎の予防
心臓の弁などに菌が感染・増殖する病気
心不全・塞栓症および脳出血などの合併症により死亡する危険性がある

弁の逆流があると心臓が傷つきやすく菌に感染しやすいといわれている

抜歯や出血を伴う処置は一時的に血液中に菌が入る可能性がある
大動脈弁閉鎖不全症の方は処置前に感染性心内膜炎を予防するため
抗生物質を服用することがある

看護師ブログ・往診イメージ
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看護師ねふな
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3つのポイントで知る大動脈弁狭窄症治療
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ねふなHappyワークライフ
バランスは現役看護師が

ネフローゼ症候群発症
職場復帰を目指して
奮闘する日々を綴っています

入院した経緯や療養生活で
感じた不安など実体験を

同じ症状の方や看護や
仕事に悩む方の参考に
なればと思っています

約10年間異業種で働いた後
看護師に復帰した経験もあります

看護師以外の方にも仕事や
日常生活をHappyにする
情報を提供できればと思っています

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