
こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理をしました
大動脈弁狭窄症の治療
についてお伝えします
3つのポイントで知る・大動脈弁狭窄症治療

心不全の原因疾患の一つでもあり
突然死のリスクもある
大動脈弁狭窄症の治療について
ポイントを絞ってまとめてみました
「はじめての循環器看護なぜからわかるずっとつかえる」はこちら↓↓

大動脈弁狭窄症の治療
大動脈弁狭窄症の進行を遅らせる
効果が証明された治療法は確立されていません
複数のランダム化試験において
スタチン療法は無効でした
低血圧を引き起こす可能性のある薬剤
(硝酸薬等)は慎重に使用する必要があります
非代償性心不全を呈する患者には
弁置換術の数時間前に後負荷を低下させる
姑息的対応としてニトロプルシドが使用されています
心不全を発症したものの
弁に対する介入はリスクが高すぎる患者には
ジゴキシン・利尿薬・およびアンジオテンシン
変換酵素(ACE)阻害薬の慎重投与が有益となります
「看護の現場ですぐに役立つ循環器看護のキホン」はこちら↓↓
1.大動脈弁狭窄症の保存治療

内科的治療(保存的療法)
大動脈弁狭窄症が軽度であれば
内科治療で全身状態を管理し経過観察を行ないます
弁の狭窄は薬では治癒しないため
長期的に見て有効な内科治療がないのが現実
心不全を起こしている大動脈弁狭窄症の
患者には原則として利尿薬は用いません
通常の心不全コントロールには
心臓の負担を軽減するために
血液の量を減らし血圧を下げる目的で利尿薬が使われます
しかし大動脈弁狭窄症では利尿薬で
水分を排出し血液の量を減らすと
左心室から送り出す血液量が減ります
そのため起立性低血圧を引き起こす危険性があるからです


2.大動脈弁狭窄症の外科的治療

1.大動脈弁置換術
置換術で用いられる人工弁には
特殊なカーボン材で作られた機械弁と
牛の心膜や豚の大動脈弁を加工した生体弁があります
機械弁
長所:半永久的な寿命
短所:機械弁の周辺で血液が凝固しやすいこと
そのため抗凝固剤の内服が生涯必要
生体弁
長所:抗凝固剤の内服は不要
(手術後3~6か月程度は抗凝固剤を服用する必要がある)
短所:生体弁自体の寿命が短い
(約15~20年程度・若年者なら10年以下で石灰化のリスク)
劣化した場合は再手術が必要となります
小切開手術
(minimally invasive cardiac surgery:MICS)
胸を大きく切り開かず肋骨の下を
6~8センチほど切り開いて行なう手術
2.大動脈弁形成術
自分自身の弁を温存し
縫ったり繋いだりして修復する手術
また自己心膜を自己心膜を利用する方法もあります
自己心膜を切り取り新たな弁尖を作成し
それを大動脈弁の位置に縫い付けるます
新しい技術のため長期にわたる
耐久性は不明ですが弁は10年の
経過観察で90%近い患者で再手術する
ことなく機能している」と報告があります
生体弁よりも弁が大きく開放し
生体弁と同等以上の成績が期待されています
メリット
より生理的である
弁輪が小さく通常の人工弁に
置き換えられない人にも適応できる
抗凝固剤を服用する必要がない
デメリット
開胸範囲が大きい

3.大動脈弁狭窄症のカテーテル治療

カテーテル治療
経カテーテル大動脈弁留置術
(ranscatheter Aortic Valve Implantation:TAVI)
経カテーテル大動脈弁置換術
(Transcatheter Aortic Valve Replacement:TAVR)
胸をメスで切り開かず
心臓も止めず弁の狭窄が改善できるの治療法
大腿の付け根などからカテーテルを挿入します
生体弁が装着されたカテーテルを
大動脈弁まで持っていきバルーンを膨らませ
その後生体弁を留置します。
メリット
低侵襲
デメリット
外科的弁置換術で使用する弁より寿命が短い
(約10~15年)

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前回の記事はこちら

復職に向けて
知識の整理をしました
今回は大動脈弁狭窄症の
治療をお伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡

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ネフローゼ症候群発症し職場復帰を
目指し奮闘する日々を綴っています
ネフローゼ症候群について
入院の経緯・療養生活の不安などをお伝えしています
同じ症状の方の療養生活への
不安や悩みの参考になればと思っています
一度看護師をやめて異業種で
約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります
諸々の経験が看護師の方への仕事の参考になればと思っています
