
こんにちは♡
看護師ねふなです
病院勤務復職に向け
知識整理をしました
今回は中心静脈ルート
から投与される
循環作動薬使用時の
注意点や脱水時
アセスメントについて
お伝えします
循環作動薬ルート管理・脱水輸液評価

輸液療法を行ったら
同時にその評価も重要
主に中心静脈ルートを
使用し投与される
循環作動薬使用時の
注意点や中心静脈
ルートを用いて
脱水アセスメントに
ついてまとめています
1.循環作動薬使用時の注意点

循環作動薬は効果的に
安定して投与するため
中心静脈ルートが
適していると言えます
また薬剤を変更
更新する時に急激な
血圧・心機能の変化を
来す場合があります
使用時に確認すべき項目
1.どのような薬剤が投与されているか
2.使用量は多いのか少ないのか
3.他の薬剤も同じルートから投与されているのか
4.メインルートとして流れている輸液があるか
5.カテーテルと薬物投与部位の距離はどれぐらいか
注意すべきこと
1.薬剤交換時に循環変動を来す可能性がある
⇒薬剤の交換はポンプを
2台用いた二重更新法や
用いて素早くかつ
変動を最小限とする
2.循環作動薬の中には
輸液ルートの素材と
結合して薬物の濃度が
低下するものもがある
⇒専用の輸液ルートを用いる
例:ニトログリセリン製剤
3.薬剤の配合変化の可能性がある
⇒複数の薬剤を同じ
ルートから投与する場合
配合禁忌の確認をおこなう
⇒各ルートから流れている
薬剤がすぐにわかる
ようにタグ付けを行う
薬剤配合禁忌について詳しくはこちら
循環作動薬について詳しくはこちら
2.脱水への輸液後のアセスメント

脱水補正後の観察項目
1.バイタルサイン
2.血液検査
ヘマトクリットや
アルブミン値の変化
脱水の補正に伴い低下する
BUNやクレアチニン
脱水時上昇していた
値が正常化する
尿素窒素
クレアチニン比が
25以上⇒基準値10
3.尿量・尿所見
尿量・尿比重が正常化する
目標尿量:0.5~1ml/kg/時
4.胸部X線
心胸郭比の拡大の程度
5.中心静脈圧(CVP)
肺動脈楔入圧(PCWP)
中心静脈圧(CVP)
CVルートにて計測
正常値:4~8mmHg
肺動脈楔入圧(PCWP)
スワンガンツカテーテルにて計測
正常値:2~15mmHg
※いずれも正常値に幅が
あるため推移を
みることが重要です
6.超音波検査
左室の拡張期径や
拡張期容量
左房径・下大静脈径など
循環血液量を推定します
左室拡張期圧径:30~50mm
左房径:15~40mm
下大静脈径:10~20mm
特に下大静脈径は
呼吸性変動が少なく
なれば血管内水分量が
補正されたと判断できます
いくつかの情報を
総合的に評価し輸液量を
調整していくことが重要です

関連記事はこちら

前回記事はこちら

復職に向けて
知識整理です
今回は
循環作動薬使用時の
注意点や脱水時
アセスメントを
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡

ねふなHappyワークライフ
バランスは現役看護師が
ネフローゼ症候群発症し
職場復帰を目指して
奮闘する日々を綴っています
ネフローゼ症候群で
入院した経緯や療養生活で
感じた不安などを分かりやすく
説明して同じ症状の方や
看護や仕事に悩む方の
参考になるようにしています
看護知識も少しずつ
まとめて紹介しています
約10年間異業種で
働いた後に看護師に
復帰した経験もあります
看護師以外の方にも
仕事や日常生活をHappyに
する情報を提供できればと
思っています
