こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
医療倫理
について
お伝えします
6つのポイントで知る医療倫理
医療従事者にとって根本であり、重要だけど、なんだか漠然としている感もある医療倫理についてまとめています。
「看護倫理よい看護・よい看護師への道しるべ」はこちら↓↓
ポイント1:倫理
倫理
人として守り行うべき道。
善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるもの。
道徳。モラル。
ポイント2:倫理と法
法は倫理の最低限度
法と倫理の関係に関する基本原則とされます。
社会におけるルールをすべてを法で定めることはありません。
倫理と法の違いは何かというと、倫理は自律的、法は他律的です。
つまり倫理はそれを守るかどうかは個人に委ねられ、法は社会(国家)が強制します。
法と倫理は補完関係にあります。
ポイント3:看護倫理
看護倫理
「医療倫理学に基づいた4つの原則」と「医療専門職の義務・規則の基礎となる2つの原則」からなる看護の倫理原則を土台としています。
これらの原則を守り、看護職が倫理的に正しい判断をするための行動指針として、看護職の倫理綱領(16項目)が設定されています。
ポイント4:医療倫理の四原則
医療倫理の四原則
トム・L・ビーチャムとジェイムズ・F・チルドレスが『生命医学倫理の諸原則 』で提唱したもの
医療従事者が倫理的な問題に直面した時に、どのように解決すべきかを判断する指針となっています。
自律性の尊重(respect for autonomy)
患者が自己決定するために必要な情報を提供し、その上で患者が決定した内容を尊重し、従うこと
「患者自身の決定や意思を大切にして、患者の行動を制限したり、干渉したりしない」ということです。
無危害(non-maleficence)
患者に危害を加えない、また患者に身体的・精神的・社会的な危害が生じるリスクを回避すること
次の「善行の原則」に連動するものと考えられています。
善行(beneficence)
患者の考える最善の利益を得られるために努力すること
医療従事者側が考える善行ではなく、患者が考える最善の善行を行うというものです
公正(justice)
全ての患者に対し、患者のニーズに従って、適正かつ公平なヘルスケア資源の配分を行うこと
医療においては限られた医療資源(医療施設・医療機器・医薬品・医療従事者など)をいかに適正に配分するかも公正の原則に含まれています。
ポイント5:医療専門職の義務・規則の基礎となる2つの原則
誠実の原則
「嘘をつく」「情報をごまかす」「人をだます」など、虚言や欺瞞、信頼を損ねる行動をしない。
患者に対し正直であること。
忠誠の原則
患者と医療者間の信頼関係に内在する義務に対して誠実であること
秘密や約束を守る
もっと詳しく知りたい方には
「看護倫理よい看護・よい看護師への道しるべ」はこちら↓↓
ポイント6:患者の権利
良質の医療を受ける権利
差別なしに適切な医療を受けることができる、また、医療を継続的に受けることができること
選択の自由の権利
病院や医師を自由に選んだり、替えたり、他の医師に意見を聞く(セカンドオピニオン)ことができること
自己決定の権利
自分の病気やけがの内容、治療の方法について十分な説明を受け、患者の意志で検査・治療などを選んだり、拒否したりすることができること(インフォームド・コンセント)
情報に対する権利
自分の病気やけがの内容、治療の方法についての情報は、患者の文化に適した方法、患者が理解できる方法で与えられること
守秘義務に関する権利
患者個人に関わる情報やプライバシーが守られること
尊厳に対する権利
患者の文化や考え方が尊重されること
宗教的支援の権利
宗教的な支援を受けるかどうかを決める権利
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復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
医療倫理
について
お伝えしました
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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
ネフローゼ症候群について、入院の経緯、療養生活の不安などをお伝えしています。
同じ症状の方の療養生活への不安や悩みの参考になればと思っています。
また、一度看護師をやめて、異業種で約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
そんな経験が、看護師の方への仕事の参考になればと思っています。
看護師以外の方の悩み解消や日々をHappyに過ごす参考になればと思っています。