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こんにちは♡
看護師ねふなです
循環器系での
基本的な検査
心電図
について
お伝えします
看護プチ情報看護知識:心電図検査
循環器領域では基本的な検査である12誘導心電図、モニターについて記載しています。
心臓の電気的活動と心電図
心臓の機械的活動
生体のポンプとして収縮・拡張を続けている活動
心臓の電気的活動
機械的活動を引き起こす電気的活動
心電図
電気的活動を記録したもの
心臓の電気的活動には放電と充電があり、この現象を機械的に波形にしたもの
放電(興奮状態)=脱分極 充電(回復状態)=再分極
心電図検査
心電図(electrocardiogram:ECG)
心臓の電気信号を身体の表面からみたもの
心臓は筋肉でできた臓器で、その筋肉はわずかな電気刺激により興奮し拍動する
この心臓を動かす電気の流れを測定する
心電図検査の主な目的
1.脈の乱れがないか(不整脈)
2.心臓の筋肉に異常がないか(心筋梗塞、狭心症、心筋症など)
心電図波形
P波:心房の興奮(脱分極)過程
QRS群:心室中隔と左右心室筋の興奮(脱分極)過程
T波:心室内の電気的回復(再分極)過程
基線:T波の後は、心室の活動はみられず、心臓は静止状態にあり波のない直線
心房の興奮(脱分極)がおきると心臓は機械的活動として収縮を始める
心電図上ではP波が出た後、心房は収縮し始め、QRS群の終末点では心室が収縮し始める
![心電図波形](https://nurse-kangoshi.com/wp-content/uploads/2023/11/ecg21.jpg)
12誘導心電図
12誘導心電図検査の誘導法
四肢誘導と胸部誘導があり、それぞれ4つの電極と6つの電極を使って記録する
四肢肢誘導に用いる電極は4つ(アース含む)得られる波形は6つ
胸部誘導と合わせて12の波形が記録される
電極を付ける組み合わせ
標準肢誘導(双極肢誘導)、単極肢誘導、胸部誘導の標準12誘導
四肢誘導
四肢誘導
各上下肢に4つの電極を付ける
心臓からでている電気の流れを右手、左手、右足、左足の間で電位の差をみるもの
四肢誘導は双極肢誘導と単極肢誘導に分けられる
双極誘導
Ⅰ誘導:左手と右手の電位差 左室の側壁を見る誘導
Ⅱ誘導:左足と右手の電位差 心臓を心尖部から見る誘導 四肢誘導で、波形が最も明瞭
Ⅲ誘導:左足と左手の電位差 右室側面と左室下壁を見る誘導
![四肢誘導双極誘導](https://nurse-kangoshi.com/wp-content/uploads/2023/11/ecg22.jpg)
単極誘導
aVR誘導:右肩から心臓を見る誘導 逆転した波形が見られる誘導
aVL誘導:左肩から心臓を見る誘導
aVF誘導:心臓をほぼ真下から見る誘導
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胸部誘導
胸部誘導
心臓の電気的変化を水平面に投影し記録したもの
①V1誘導:主に右室側から心臓を見る誘導
②V2誘導:右室と左室前壁側から心臓を見る誘導
③V3誘導:心室中隔と左室前壁から心臓を見る誘導 移行帯が見られる
④V4誘導:心室中隔と左室前壁方向を見る誘導
⑤V5誘導:左室前壁と側壁を見る誘導
⑥V6誘導:左室側壁を見る誘導
![胸部誘導](https://nurse-kangoshi.com/wp-content/uploads/2023/11/ecg24.jpg)
胸部誘導装着
![12誘導心電図装着部位図](https://nurse-kangoshi.com/wp-content/uploads/2023/09/ecg02.jpg)
![12誘導心電図電極装着位置](https://nurse-kangoshi.com/wp-content/uploads/2023/09/ecg01-1.jpg)
追加胸部誘導
追加誘導(補助誘導)
高位肋間誘導、背側胸部誘導、右側胸部誘導
![追加誘導電極装着位置](https://nurse-kangoshi.com/wp-content/uploads/2023/11/ecg25.jpg)
※日本不整脈心電図学会の12誘導心電図検査手技に則った装着部位、表記を参考
モニター心電図
モニター心電図
患者さんの心電図異常を24時間リアルタイムに観察する
一般的に標準肢誘導(双極肢誘導)が用いられる
QRSの波形は上向きになり、最も心臓の収縮の流れを見やすい位置になっている
モニター心電図誘導装着位置
第Ⅱ誘導
標準の誘導で、最も一般に用いられる
Ⅱ誘導はP波もQRS波も比較的よく見える誘導
NASA誘導
筋電図の混入が最も少ない誘導法
この誘導もP波の鑑別がしやすい特徴があり波形はV2や第Ⅲ誘導波形に近似する
虚血に伴うSTやT波の変化を捉えたい場合にはこの誘導が適する
MCL5誘導
心筋虚血に伴うSTやT波の変化を捉えたい場合には、この誘導が適している
MCL1誘導
胸部誘導のV1波形に近似している
V1波形はP波が観察しやすく脚ブロックや心室期外収縮の起源の判定ができる
R波より下向き波形のS波が大となり、心電図の波形は下向きが深い形になる
![モニター心電図誘導装着位置](https://nurse-kangoshi.com/wp-content/uploads/2023/09/ecg03.jpg)
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前回の記事はこちら
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復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
心電図検査
について
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡
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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で感じた不安など実体験を、同じ症状の方や看護や仕事に悩む方の参考になればと思っています
約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や日常生活をHappyにする情報を提供できればと思っています