看護師復帰ブログでは約10年看護師として勤務後
一旦異業種で働き再び看護師復帰をした経験がある管理人が
今回ネフローゼ症候群に罹患し・職場復帰を目指しています
その時々の不安や悩み、また参考になったことをお伝えしていきます。
看護の知識もちょっとずつまとめてアウトプットしています。
入院中つらかった症状の消化器症状と食欲不振についてまとめてみました。
消化器症状とは
食道や胃、腸などの消化管に発生する不快な症状
胃痛・胸痛・吐き気(嘔気)・嘔吐・のど等の違和感・腹部膨満感・腹痛・食欲不振
便秘・下痢などさまざまな症状があります。
ネフローゼ症候群における消化器症状の原因
消化器症状の原因は主に食道、胃、腸などの消化管に由来するものが多いですが
ネフローゼ症候群における消化器症状は、腹水貯留よるものが大きな原因となります。
腹水貯留は血液中の蛋白質(アルブミン)が尿中に排出され血管内の浸透圧が低下し
血管内に水分をためておくことができず血管外へ=腹腔内へ水も漏れ出てしまい
消化管を圧迫することにより様々な消化器症状が発生します。
腹水はどこに貯まる?
腹腔といわれる、横隔膜より下部の腹壁で囲まれた部分に貯留します。腹腔の周囲は
主に筋肉から出来ているため、胸腔のように骨で守られているわけでありません。
また、消化器系の臓器や婦人科、泌尿器系の臓器が存在するため腹水貯留により
様々な症状が出現します。
腹腔内には水が腹膜から少しずつ出てきて再び腹膜から吸収されることで
常に20〜50mlが貯留しています。
消化器症状の治療
症状緩和:種々の症状に対して、内服薬、食事メニューなどの調整を行い
症状の改善をはかる。
しかし、原因は解決されていないため根本的には解消されていない。
原因治療:発生要因の治療による改善する。ネフローゼ症候群も低アルブミン血症が
改善されるとともに、貯留していた腹水が血管内へ戻ることで改善される。
消化器症状実体験~嘔気・腹部膨満感・下痢~
もともと、沢山食べるわけではないけれど、食べるの大好きな現役看護師ねふなでした。
ただ、ただ、入院前から「なんか、今までより食べれない?」て感じがあり
入院数日前、食事タイミングとか関係なく吐き気が1~2時間おきに襲ってくる
それも何も食べないわけにもいかないのでゼリー飲料やお豆腐などの
口当たりのいいものを食べてました。食べるとてきめんお腹が張ったように痛んだり
トイレにこもる事しばしばありました。
入院後もしばらくは利尿も乏しく、外観的にも腹部周囲体幹の浮腫みもひどく
お腹が動いている気が全くしない。
消化器症状実体験~食事が食べれない~
食事がそもそもしたいとかお腹すいたって感覚すらなく
「食事の時間だから点滴のないし栄養とらないと」と、義務的に食事を食べていました。
今思えば食べ方は「小鳥?」ってセルフ突っ込みしたくなるようでした。
食べる動作自体も疲れるので一口食べては休憩の繰り返しなので食べ疲れもありました。
もともと低蛋白食を食べていたのですが、主食は「1割どころか数口」
副食は「何とか半分?」が限界でした。
そこで栄養士の方が相談に乗ってもらい、栄養補助食品と少しでも消化管への
負担が少ないよう軟菜食へ変更となりました。
メイバランスミニは125mlのジュースですが200kal(=ごはん1杯分)のカロリーが
接種できるのです。
しかも腎機能が問題ないことから味は普通食、量は主食、副食とも半分。
最初から量が少ないと「食べないと」の負担も少なく感じます。
さすがに絶頂期にしんどい時にはその半分すら食べることが出来なかったですが
治療が進み検査データーにおいても改善見られるとともに症状も緩和し
食事摂取量もアップしてきました。
これに助けられました!
メイバランスミニ
看護師で働いていいる時から、食事摂取が進まない患者様へ提案してきた
メイバランスミニをまさか自分がお世話になるなんてと思いましたが
本当にこれには助けられました。
食べることが倦怠感からの苦痛だったので飲んで栄養摂取ができて本当に良かったです。
8種類のラインナップからコーヒー、ストロベリー、ヨーグルト(すべてフレーバー)が
各食1パック接種です。125mlで200kcalなので甘めのお味。
現役看護師なふなはスィーツ大好きなので甘めの味はちょうどよかった!
甘いの苦手な人はコーンスープ味とかもあるのでまずはしっかり飲んで栄養摂取!
退院後も栄養補助食品いるかなって考えて、調べてみるとこのタイプの
メイバランスミニは病院、施設向けの商品のため店頭では売っていないそうです。
しかし、メイバランスミニカップなるものが店頭でも購入できます。
栄養組成はビタミンや電解質の含有量が若干違います。
使用環境を考慮して分けられているのかもしれませんね(現役看護師寝ふな見解)
いずれにしても、栄養補助食品として接種が必要かは栄養状態を含め
医師や担当や栄養士と相談の上の摂取をおすすめします。