
こんにちは♡
ねふなです
今回は
ネフローゼ症候群と
栄養・食事
について
お伝えします

制限食でもおいしく、自宅で温めるだけ↑↑
看護師ブログ・食事について
ネフローゼ症候群において
栄養管理の必要性や注意すべき点
蛋白質、塩分、水分を中心に
まとめています。

1.ネフローゼ症候群と食事療法
ネフローゼ症候群と食事療法
浮腫などの症状軽減
尿中へ漏出した栄養素の補給
不適切な高蛋白食により生じる
腎機能障害進展の防止
脂質異常症に関する動脈硬化の防止
ネフローゼの治療において
欠かせないもので症状に応じて
蛋白質、塩分、水分の制限を
主体に行われる

2.蛋白質
蛋白質
微小変化型ネフローゼ症候群と
他のネフローゼ症候群を
分けて考える必要がある
微小変化型ネフローゼ症候群
薬物反応性がよい
糸球体硬化の生じない
⇒蛋白制限は必要性がない
その他のネフローゼ症候群
過剰なタンパク負荷を行わない
低蛋白食摂取が蛋白尿減少効果
腎機能保持へ有効
慢性腎炎、糖尿病性腎症
蛋白摂取量の減少に応じて尿蛋白排出が
減少し、ネフローゼの病態の改善が
期待される
ネフローゼ症候群への低蛋白食の適応
血清アルブミンなどをモニターし
症例ごとに慎重な経過観察が必要
低蛋白食の長期の安全性は
確立されてない
蛋白摂取量が0.6g/kg/day以下では
栄養障害が生じる危険性がある

3.塩分
塩分
低アルブミン血症による
血漿膠質浸透圧が低下し
血管内の水分が間質に移動し
浮腫が生じる
間質への液体流入量が
リンパの排出能力を超えると
血管内の水分が減少し
血管内脱水が起こる
この状態を補うために以下が起きる
レニン-アンジオテンシン
アルドステロン系が活性化
→ ナトリウム(Na)の再吸収が
増えNa貯留
抗利尿ホルモン(ADH)の分泌が
増える → 水分貯留
上記反応によって、体は水と塩分を
溜めこみ、さらに浮腫が悪化する
悪循環になる
塩分制限
浮腫がある場合
塩分摂取量は0~4g/日に制限
治療により浮腫が軽減
6~7g/日まで増加も可能

4.水分
水分
乏尿、浮腫が高度な場合は水分摂取量の
制限が行われることもある
ネフローゼ症候群が軽快し利尿が
得られた後に漫然と水分制限を
行っていると脱水状態になるため注意
利尿期には症例によって、高度の
塩分制限のため低ナトリウム血症を
きたすことがある
5.その他栄養
その他栄養
骨粗しょう症
長期のステロイド投与により尿中の
カルシウム排泄が増加する
骨粗しょう症の予防ためにも
カルシウム300~400mg/dayの
補給が必要
低カリウム血症
利尿期には大量の水分とともにカリウム
が排泄され、低カリウム血症が起こる
血清カリウムが低下傾向にある時には
新鮮な果物や野菜をとりカリウムを
補給する
貧血
鉄欠乏があれば鉄剤投与をおこなわれる
6.栄養療法一覧

(Kcal/Kg/day)(g/Kg/day)は標準体重
から算出する
標準体重
=BMI値22=身長(m)×身長(m)×22
高度難治性浮腫がある場合は
水分制限をすることもある
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前回の記事はこちら

今回は
ネフローゼ症候群と
栄養・食事
について
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡


最後までご覧いただき
ありがとうございます
ねふなHappyワークライフ
バランスは現役看護師が
ネフローゼ症候群発症
職場復帰を目指して
奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で
感じた不安など実体験を
同じ症状の方や看護や
仕事に悩む方の参考に
なればと思っています
約10年間異業種で働いた後
看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や
日常生活をHappyにする
情報を提供できればと思っています