こんにちは♡
看護師ねふなです
人工透析
CHDF中の
観察と看護
について
お伝えします
人工透析:CHDF中の観察と看護
血液浄化療法は、血液を体内から取り出し・透析・濾過・吸着など、様々な方法を用いて血液中の有害物質や不要な物質を取り除き再び血液を体内に戻す治療法です。
中でもCHDFは24時間持続的に透析を行うため、患者に苦痛を強いる事にもなります。
今回は、CHDF中の観察や看護について記載しています。
「写真でわかる透析看護アドバンス」は↓↓
1.CHDF装置の観察
CHDF装置の観察
装置電源の非常電源への接続
回路・コード類の整理整頓
血液回路の接続、適切なクランプ
回路凝固の確認
設定条件
各種ポンプ流量
アラーム発生の有無
抗凝固薬・透析液の残量
ピローの観察
脱血不良時はつぶれるため目視で確認ができる
除水量の決定
濾液、補液の量で決定する
濾液には透析液が含まれるため、補液量、濾液量それぞれに透析液量を加えた物が表示される
濾液量=除水量+補液量+透析液量
例)除水量を20ml/hでかけたい場合
補液量200ml/h、透析液量500ml/hであれば濾液量を720ml/hとする
除水調節は透析効率を下げないために、基本的に濾液量で調整する
2.患者の観察
水分出納バランス(輸液量、除水量)
フロートラック、SGカテ―テルなどのデーター
呼吸循環動態
体外循環に伴う低体温
バスキュラーアクセスカテ―テル、回路の固定
回路の色調
合併症の徴候
感染、血管損傷、気胸、出血、血栓形成、血小板減少
3.看護
ポジショニング
バスキュラーアクセスカテ―テルは屈曲や体位等で脱血不良が生じやすい
⇒患者の協力を得るための説明が必要
大腿静脈では下肢の抑制が必要な場合もある
体位変換時
バスキュラーアクセスカテ―テルの屈曲に注意し、前後で各圧モニターの変動を確認する
固定方法
感染、出血の観察がしやすいよう透明なドレッシング材で保護する
苦痛の緩和
安全にCHDFを行うためポジショニングに制限がかかり、ストレスが生じる
褥瘡予防
循環動態が不安定なうえ、ポジショニングにも制限があり褥瘡発生のリスクが高い
全身の皮膚観察、体位変換を行う
栄養管理
透析による一日の喪失量
アミノ酸:10~15g タンパク質5~10g
水溶性ビタミンもダイアライザーを介して喪失する
⇒早期の経腸栄養または中心静脈栄養を行う
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「カテーテル透析パーフェクトマネジメント」は↓↓
前回の記事はこちら
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
人工透析
CHDF中の
観察と看護
について
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡
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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で感じた不安など実体験を、同じ症状の方や看護や仕事に悩む方の参考になればと思っています
約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や日常生活をHappyにする情報を提供できればと思っています