人工呼吸器管理中のモニタリング

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人工呼吸器管理中のモニタリング
看護師ねふな
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こんにちは♡
看護師ねふなです

人工呼吸器管理中の
モニタリング
について

お伝えします

人工呼吸器管理中のモニタリング

急性期の生命維持に欠かせない人工呼吸管理。
人工呼吸器管理中のモニタリングについて記載しています。

呼吸の解剖生理についてはこちら

1.人工呼吸器モニタリング

人工呼吸器モニタリング
換気モード設定
FiO₂、一回換気量、設定圧、吸気時間、吸気流量、流量パターン、呼吸回数、PEEP
同調性
同調性がよいか、ミストリガー、二段呼吸、auto-trigger、auto-PEEPがないかを確認
吸気の同調だけでなく、吸気流量、呼気への移行の同調も確認する
気道内圧
最高気道内圧、平均気道内圧、PEEPを確認する
VCVでは、呼吸努力が増加すると気道内圧が低下する
強制換気のVCVやPCVでは、吸気ポーズと最高気道内圧から肺メカニクスを評価する
呼吸回数 
呼吸回数変化から、呼吸調整機能の破綻、病態の変化、鎮痛や鎮静の影響をとらえる
自発呼吸主体の換気モードでは、呼吸回数の変化に注目する
同調性の低下、ミストリガー、二段呼吸、auto-trigger、auto-PEEPにより変化する
流量
吸気流量の不足がないか確認する
内因性PEEPがないか呼気終末時の流量を確認する
換気量   
一回換気量、分時換気量、RSBIを確認して呼吸筋疲労がないか確認
強制換気では、設定値に見合った換気量か確認する
アラーム 
発生したアラームの要因を確認する
アラーム履歴も併せて確認する

人工呼吸器モニタリング
人工呼吸器モニタリング

2.パルスオキシメーター

パルスオキシメーター
O₂と結合している酸化ヘモグロビンとO₂と結合していない還元ヘモグロビンの赤外線の吸収度が異なることを利用し酸化ヘモグロビンの割合(SpO₂)を測定する機器

装着部位
プローブは心臓に近い場所に装着したほうが酸素化の変化を早く捉えることができます
(前額>耳朶>手指>足趾)
末梢循環不全の場合でも首から上の組織には血流が維持されるため前額や耳朶での測定は可能

特徴と注意
PaO₂ 100程度で、SPO₂ 98~100%をしめす
PaO₂が100を超える範囲で変化があってもSPO₂では捉えることができない
⇒必ず血液ガスを行い評価する必要がある
血流に拍動がないと正確に測定できない
反応が実際の変化より10~30秒ほど遅れる
プローブによる皮膚の低温熱傷や血流障害を生じることがある
⇒装着部位の観察や定期的な場所の交換をする

3.EtCO₂(呼気終末二酸化炭素)モニター

EtCO₂(呼気終末二酸化炭素)モニター
挿管症例に対し回路内にプローブを組み込み呼気中のCO₂測定が非侵襲的、連続的にモニタリング可能

特徴と注意
メインストリーム方式
回路内のCO2を直接赤外線で測定する
サイドストリーム方式
回路内のガスを少量引き込んで測定する
EtCO₂レベルは動脈中のCO₂レベルよりも必ず低くなる
肺胞中のCO₂レベルは血中と等しいが、呼気時は肺胞気に気管や気管支などの死腔から排気が混じるためCO2が薄められる(正常では1~2割低い)

※気管挿管時にバッグと気管チューブの間にプローブを組み込んでおくと食道挿管時にはCO₂が検出されないことで早期に気づくことができます

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呼吸の観察


前回の記事はこちら

看護師ねふな
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復職に向けて
知識の整理をしました

 
今回は
人工呼吸器管理中の
モニタリング
について

お伝えしました

前回の記事も

ごらんくださいね♡

HITヘパリン起因性血小板減少症
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最後までご覧いただきありがとうございます
看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています

入院した経緯や療養生活で感じた不安など実体験を、同じ症状の方や看護や仕事に悩む方の参考になればと思っています

約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や日常生活をHappyにする情報を提供できればと思っています

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