僧帽弁閉鎖不全症治療マイトラクリップ

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僧帽弁閉鎖不全症治療マイトラクリップ 心臓弁膜症
僧帽弁閉鎖不全症治療マイトラクリップ
看護師ねふな
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こんにちは♡
看護師ねふなです

  

僧帽弁閉鎖不全症治療

マイトラクリップ
について

お伝えします

僧帽弁閉鎖不全症治療MitraClip

日本における死因の第1位悪性新生物(癌)に続き第2位の心疾患。
心疾患による死亡原因の41%が心不全です。
心不全の原因の一つでもある僧帽弁閉鎖不全症
その治療法MitraClipについてまとめています。

マイナビ看護師

1.僧帽弁閉鎖不全症(MR)

器質性(一次性)僧帽弁閉鎖不全症
僧帽弁の弁尖と乳頭筋を結んでいる腱索が、何らかの原因で切れたり、延長することで、弁尖の接合部分に隙間ができ、血液が逆流してしまう
⇒外科手術治療が有効な治療方法
 高齢などの理由により外科的手術が困難な方な場合、MitraClipRが有効な治療方法
機能性(二次性)僧帽弁閉鎖不全症
何らかの原因により心臓が拡大し、僧帽弁の弁輪が大きくなったり、弁尖が引っ張られることが原因で、接合不全が生じ、血液が逆流してしまう
心筋梗塞発症の10人に1人、拡張型心筋症の4人に1人が重症MRを合併しているといわれる
⇒MitraClipRが有効な治療方法

2.MitraClip

MitraClip
僧帽弁の前尖と後尖を把持し僧帽弁を修復
適応
高齢や手術困難な一次性僧帽弁閉鎖不全症の方
心不全に合併した二次性僧帽弁閉鎖不全症の方
特徴
胸を切開する従来の外科手術よりも低侵襲
治療の流れ
1.経静脈アプローチにより、クリップのついたシステムを出し入れするシースを中隔穿刺針を用いて心房中隔穿刺を行い右心房から左心房に挿入する
2.クリップの着いたシステムをシース内を通して左房に進める
3. 左心房から僧帽弁へ挿入し、僧帽弁の前尖と後尖を把持し、クリップを留置する
※逆流が最も多い部位にクリップを移動し弁をクリップにのせ、両方の弁がのったらクリップを閉じる
4. システムを抜去し、クリップが弁に固定される
※3か月位すると自分の細胞がクリップに膜をはり、さらに固定される

3.合併症と術中看護

合併症
クリップの脱落
心タンポナーデ
医原性心房中隔欠損
僧帽弁狭窄
僧帽弁逆流の悪化
感染
穿刺部位からの再出血や皮下血腫
術中看護
心拍・血圧の観察
不整脈出現のリスク
心房細動で頻脈になると、心拍出量が減少するため
高血圧のリスク
MitraClipにより、左心室から大動脈への血流が増えることから、左心室への後負荷が増加し、血圧が上昇する⇒普段の血圧の把握が重要
活性凝固時間(ACT)の測定
治療中は抗凝固薬を投与し、ACTは250秒以上を保持するため1時間ごとに測定する
全身麻酔に対する看護
体温管理のため室温管理や保温を行う
MitraClipシステム設置のため、患者の下肢の除圧が重要
麻酔覚醒時の意識レベルの変化や呼吸状態の観察を行う
再出血や血腫の観察
挿入されるシステム径は大きいため、穿刺部の縫合が必要
治療部位からの出血や血腫の形成の観察が必要

関連記事はこちら

看護情報心不全

前回の記事はこちら

看護師ねふな
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復職に向けて
知識の整理をしました

 
今回は

僧帽弁閉鎖不全症治療

マイトラクリップ

について

お伝えしました

前回の記事も

ごらんくださいね♡

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約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります
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