
こんにちは♡
看護師ねふなです
血液浄化療法中の
血圧管理
について
お伝えします

血液浄化療法中の血圧管理
血液浄化療法は、血液を体内から
取り出し・透析・濾過・吸着など
様々な方法を用いて血液中の有害物質や
不要な物質を取り除き再び血液を体内に
戻す治療法です。
今回は、血液浄化療法中の血圧管理についてまとめています。

1.血圧変動の要因
血液浄化療法中の血圧変動の要因
透析の過程で余分な水分や成分が
除去されることで
血圧変動は必然的に起こる
透析患者の基礎疾患が高血圧のリスクを
有しており、降圧薬を服用している
※透析中にみられる血圧低下は予後不良
低血圧を起こさないよう原因探索し
的確に対応することは重要
透析患者の多くのは、もともと血圧が
高く心血管疾患発症のリ スクが高い
2.開始時の血圧低下
血液浄化療法開始時の血圧低下
血液回路を生食塩水で満たした状態で
患者に接続してから血液浄化を開始
※患者に空気を混入しないよう
回路内を生理的食塩水で満たす
血液回路に充填されている生食塩水が
患者体内に注入され血液が希釈される
血液回路分の血液が体外に取り出され
循環するため、血液回路分は
出血することと等しくなる
⇒開始時には血圧低下をきたしやすい
血圧低下をきたしやすい患者への対策
ダイアライザーの小さいものを使用する
血液回路の充填量が少ない物を使用する
血液回路の生理的食塩水をアルブミンや
輸血血液などで置換しておく
「写真でわかる透析看護アドバンス」は↓↓
3.血液浄化療法中の血圧管理
浄化中の血圧低下
血圧低下の原因
最も多いのは過剰な除水
除水量が多すぎる場合
循環血液量が減少し血圧が低下する
除水するスピードが速い場合
細胞から血管に水分が移動するスピード
が血管内から体外に除水されるスピード
より遅いため血管内の循環血液量が
減少し血圧が低下する
血圧低下時の対処方法
1.除水を止める
2.血液流量を下げる(30ml/分程度)
※血液ポンプと抗凝固薬以外のポンプは
オフにする
3.生理的食塩水などの輸液を注入する
4.意識レベル確認 医師コール
高効率な物質の除去も血圧低下の原因
尿素や電解質などが血液内から急激に
除去されると血管内が低浸透圧となり
血管内水分が細胞内に移行し循環血液量
が減少し血圧が低下する
高効率の物質除去が原因の場合の対策
物質除去の効率を低くする
⇒血液透析の場合は透析液流量を
低下させる
血液透析から持続血液透析(CHD)への
変更を検討する

関連記事はこちら

「カテーテル透析パーフェクトマネジメント」は↓↓
前回の記事はこちら

復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
血液浄化療法中の
血圧管理
について
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡

最後までご覧いただき
ありがとうございます
ねふなHappyワークライフ
バランスは現役看護師が
ネフローゼ症候群発症
職場復帰を目指して
奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で
感じた不安など実体験を
同じ症状の方や看護や
仕事に悩む方の参考に
なればと思っています
約10年間異業種で働いた後
看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や
日常生活をHappyにする
情報を提供できればと思っています
