
こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
アドレナリン
について
お伝えします
アドレナリン
アドレナリンの働き・作用、循環作動薬の知識を日々の看護実践にいかしてみようとまとめました
1.循環作動薬
循環作動薬
血管収縮薬、昇圧薬、強心薬
交感神経刺激薬等
カテコラミンをはじめとした種々の血管作動薬が用いられる
これらの薬物は血管収縮薬と血管拡張薬に大別される
その作用は血管平滑筋を収縮あるいは弛緩するという点では同じだか血管平滑筋の収縮弛緩過程における作用機序が異なる
また、心臓を含めた血管以外への作用機序もそれぞれ異なる

2.主な循環作動薬
カテコラミン
体内の副腎髄質から分泌されるホルモンの総称
自然界に存在するカテコラミン
アドレナリン
ノルアドレナリン
ドパミン
人工的に合成されたカテコラミン
イソプロテレノール
ドブタミン
作用
強心作用・血管収縮作用
投与量・投与スピードについて
γ(ガンマ)という単位で表す
体重1kg、1分当たりの薬剤投与量(㎍)
体重は実測体重でなく標準体重を用いる
※1γ=1㎍/kg/分
アドレナリン、ノルアドレナリン
交感神経の刺激により腎臓上部の
副腎髄質から分泌される
作用
心拍増加・呼吸促進・血圧上昇
血糖値上昇
ホルモンや交換神経系や中枢神経系の
神経伝達物質として重要な役割を果たす
ドパミン
ノルアドレナリンの前駆物質であり
主に神経伝達物質として作用する
神経伝達物質とは神経細胞間で情報を
伝達する物質のことを指しホルモンに
比べて局所的に作用するのが特徴
共通した性質
長期に投与すると効果減弱(耐性)が見られる

3.血圧維持作用
血圧維持
血圧=心拍出量×末梢血管抵抗
心拍出量を決定する因子
循環血液量
心拍数
心筋収縮力
末梢血管抵抗を決定する因子
血液の粘度
動脈壁の弾性
血管床の面積
心拍出量を上げる薬剤
強心薬
血管抵抗を上げる薬剤
血管収縮薬
4.アドレナリン受容体
アドレナリン受容体
カテコラミンが作用する受容体は
α受容体(α₁受容体とα₂受容体)
β受容体(β₁受容体、β₂受容体)に大別
それぞれの受容体はシナプス後膜に存在し神経伝達物質と結合することで生体反応を起こす
ただしα₂受容体はシナプス前膜にも存在する自己受容体で遊離された神経伝達物質によって遊離を抑制する
これを負のフィードバックという
アドレナリン
α受容体とβ₁およびβ₂受容体に作用する
ノルアドレナリン
α受容体とβ₁受容体に作用する

5.アドレナリンの作用
アドレナリンの作用
血管のα受容体に作用
→血管を収縮させて血圧を上昇させる
心臓のβ₁受容体に作用
→心拍数増加・心収縮増強を起こす
心肺蘇生時や心機能が低下している状況において有用な薬剤
緊急時の迅速な対応
プレフィルドシリンジ製剤
(0.1%アドレナリン1mg/1mがシリンジ内に充填されたもの)
アナフィラキシーショック時
蜂毒や食物・薬剤アレルギー等で発生
肥満細胞からのヒスタミン遊離により高度の血管拡張・血管透過性の亢進心機能の低下が生じる
このような状況下においては
α受容体に作用して血管収縮やヒスタミン遊離作用を抑制するため第一選択薬として使用される
症状緩和を目的としたアドレナリン含有の自己注射型注入器「エピペン」が使われている
気管支喘息
気管支が収縮し発生する
アドレナリンは気管支にあるβ₂受容体を
刺激し気管支を拡張させ症状を改善する

6.ノルアドレナリンの作用
ノルアドレナリンの作用
強力な血管収縮作用をもつ
心収縮力も増強させるので強力に血圧を上昇させる
心機能が低下し血圧が上がらない状況で有用
高度の血管収縮作用により血圧を上昇させるため反射的に心拍数を変化させないまたは減少させるように働く
その結果
心拍出量が減少する
肺循環系では肺動脈圧は上昇
体循環系においては腎血流量や肝血流量が減少する
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7.受容体と作用の強さ
カテコラミン受容体と作用の強さ

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約10年間異業種で働いた後
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看護師以外の方にも仕事や
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